# Cross Talk 02
若手社員座談会
Talk Member
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福岡本社/管理部 M・K 2017年入社
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福岡本社/管理部 N・I 2021年入社
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鳥栖事業所/管理部 H・F 2018年入社
入社1年目から4年目までの若手女性社員3名に集まっていただき、現在の仕事内容から、やりがいを感じる瞬間や今後の目標、まだ記憶に新しい就職活動についてまでざっくばらんに語っていただきました。
THEME01
現在の仕事内容を教えてください
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M・K
福岡本社の管理部に所属して、半導体製造装置の部品検査を4人体制のチームで担当しています。 ノギスやマイクロメーター画像測定機という計測機器で製品の長さや高さ、穴の位置などを測って、完成品が図面通りの製品になっているかを確認します。
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N・I
私もKさんと同じく福岡本社の管理部に所属しており、主に出来上がった製品の梱包と出荷を担当しています。 ときどきKさんのアシスタントをすることもあります。先日、半導体製造装置部品の組み立てをお手伝いしましたが、部品同士を組み合わせる作業が楽しかったです。
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H・F
私は鳥栖事業所の管理部で検査とバリ取りを行っています。 バリ取りとは、金属を加工するときに発生する素材の不要な出っ張りを取り除く作業のことで、製品の品質維持に欠かせません。 上原製作所で製造しているものは指先ほどの小さな部品が多く、顕微鏡など様々な工具や道具を駆使してバリを取り、検査しています。
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N・I
皆さんはどのような流れでお仕事を進めていますか?
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M・K
出社したらすぐに製品の清掃資材や計測器、梱包資材などを準備することからはじめて、その日に出荷する製品の内容や数量を確認して、検査業務に取りかかります。多いときには1日に300個もの部品を検査することもありますよ。
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N・I
私も朝一番に梱包資材などその日に使用する道具類を準備して、出荷チェック表を見てその日に納品するものを確認します。金属製の部品が錆びないように出荷前の製品に防錆剤を塗布したり、キズが付かないよう梱包したり、納品書を作成したりします。 それらの作業が終わると、納品先ごとに箱詰めして出荷します。
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H・F
私も同じような進め方ですね。1日のはじめにその日に出荷する製品がないかを確認して、チーム内で誰がどの製品を検査するのか担当を割り振って、自分が担当する分の検査やバリ取りをします。検査のスケジュール管理も担当しているので、製造現場とやりとりをしたり、不足が予想される部品があれば先に注文しておいたりと、受注日程表をみながら進捗管理をしています。毎月20日頃には来月の検査日程表を作る業務もありますよ。
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M・K
3人とも入社してから異動はなく、ずっと同じ業務をしていますよね。
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H・F
Iさんは入社1年目ですが、新人研修はどうでしたか?
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N・I
研修の一環でトラックのプラモデルを製作したのが面白かったです。 ものづくりの基本を学ぶことが目的で、図面を理解する力や納期内に完成させる力などが養われるそうです。 同期が6人いるのですが、みんなに助けてもらいながらなんとか完成させました。
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M・K
2021年から始まった研修ですよね。私たちの頃にはなかったプログラムで面白そうだなと思いました。
THEME02
上原製作所を志望したきっかけを教えてください
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M・K
高校の就職担当の先生から紹介されたのがきっかけです。実際に社内を見学した際に社員の方同士の仲が良さそうだなと感じて、ここで働いてみたいと思って選考に進みました。
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N・I
私は文系の学部だったこともあり、元々は別の業種を志望していたのですが、就職活動中に大学の就職担当の先生にいろいろと相談していたら、上原製作所をおすすめしてもらったのがきっかけです。
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H・F
就職活動をする前に適性検査をしてみたら、工業系が自分に合っているという結果が出たので、工業系で就職先を探していたら先生がおすすめしてくれました。実際に見学してみると、皆さん真剣に顕微鏡を覗き込む姿がなんだか専門的で、自分には難しいかも…とも思ったのですが、社員の方が気さくに声をかけてくれたんです。そんな雰囲気の良さに惹かれて応募しました。
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M・K
社内の雰囲気がいいですよね。仕事中はみんな集中していて静かですが、休み時間はリラックスした楽しい雰囲気でメリハリがあります。
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H・F
お二人は入社前に不安はありませんでしたか?私は商業系の学校だったので、図面が理解できるだろうか、専門的な知識がないけど本当に大丈夫なのだろうかと不安でした。実際は先輩が優しく親身になって教えてくださって、全く大丈夫でした が…。
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N・I
同じく文系学部出身だったので、入社前はとにかく不安でしたよ。はじめは「マイクロメータ」や「ノギス」といった道具の名前を聞くだけでもチンプンカンプンな状態で…。でも先輩が親切に教えてくださって、徐々に慣れていきました。同じように心配している就活中の学生さんに、未経験の文系出身でも大丈夫ですよと伝えたいです。
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M・K
私も入社前はついていけるか心配でしたね。とくに計算が苦手でも大丈夫なのだろうかと不安でしたが、実際は電卓や機械を使うので大丈夫でした。案ずるより産むがやすしで、自分が思っていたよりもできているというのが実感です。
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H・F
困っていたらまわりの人が声をかけてくれるので、安心して挑戦してもらえたらと思います。 研修や勉強会もありますしね。
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M・K
ちょうど先日アルミやステンレスといった素材に関する説明会に参加しましたよ。普段自分が扱っている素材がどういうものなのかを学んだので、仕事に活かしていきたいです。
THEME03
これまでにやりがいを感じたエピソードを教えてください
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N・I
出荷業務は製品がダンボールにきれいに収まると充実感があります。 最初は一緒に入れていいものとダメなものの組み合わせがわからなかったのですが、今では聞かなくてもできるようになってきたので、成長を実感しています。
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H・F
検査やバリ取りに関して、自分の作業スピードが遅いことが気になっていたんです。でも以前と同じ製品を検査していたときに、いつも指導してくれていた先輩が「上手になったね」と褒めてくれたことがあって、嬉しかったです。 これからももっと頑張ろうと思えました。
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N・I
先輩から褒めてもらえるのは嬉しいですよね。私もKさんが道具を探しているときに、先読みして探している道具を渡せたときに「Iさん、気が利くね。やるやん!」と言われて嬉しかったことを覚えています。
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M・K
私は作業時間の短縮にやりがいを感じます。以前担当したものと同じものを検査するときに、前回は1時間かかっていたところ、今回は50分でできるようになっていたのが嬉しかったです。 検査機器をうまく扱えるようになってきて、少しずつ自信もついてきました。
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N・I
逆に仕事で難しいなと思うことはありますか?私は検査業務がまだまだ難しいです。製品ごとに許容される誤差の範囲が決まっていて、それによって使用する計測機器を使い分ける必要がありますが、どの機器を選ぶかの判断がまだ自分一人ではできないので、できるようになりたいです。
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M・K
検査は難しいですよね。製品によって図面の細かさが違っていて、図面で指定されている数値が少ないと一見簡単そうに見えますが、逆にどの部分を指す数値かわからないということもあります。わからないことは周囲の先輩にきくと教えてもらえるので、日々学んで成長していけるよう精進しています。
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H・F
あとは検査・バリ取りの両方にいえることなのですが、自分の予想通りに進まないこともありますね。 たとえば外面に不良がでやすい製品を検査するときに、まず最初に外面から検査に取り掛かると効率が良いはずだと予測して進めても、別のアクシデントが起きてうまくいかないことも多々あり、難しいと感じます。
THEME04
最後に、今後の目標を教えてください
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N・I
出荷梱包業務だけではなく、ときどき検査業務も担当しているのですが、今はまだ簡単な検査しかできていません。出荷梱包業務の合間を縫って学びながら、先輩が担当している難しい検査にも少しずつ挑戦していきたいです。
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M・K
検査業務をはじめて5年目になりますが、まだまだわかっていない部分も多いのが現状です。難しいところは先輩に聞きながら進めているので、今後は人に頼らずにどんな検査でもできるようになりたいです。 許容される寸法の範囲が厳しい製品は三次元測定機という計測機を使って検査するのですが、X軸やY軸を設定する難しい作業もあるので、それを使えるようになるのも目標の1つです。
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H・F
新人さんに業務をわかりやすく説明できるようになりたいと思っています。 先輩から教えてもらった方法も大切にしつつ、もっと簡単にできる方法がないかを模索していきたいです。あとは私が煮詰まっているときに、いつも部長がアイデアを出してくれて助けられているので、自分も後輩にとってそんな存在になれるよう頑張りたいです。